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物故会員個人情報

氏名 荒田吉明 (あらた よしあき) 荒田吉明
所属部・分科 第2部第5分科
選定年月日 昭和63年12月12日
退任年月日 平成30年6月5日
専攻学科目 高温工学・溶接工学
過去の要職
  • 大阪大学名誉教授
  • 西安交通大学名誉教授
  • 上海交通大学名誉教授
  • 天津大学名誉教授
受賞等 国内
  • 日本学士院賞(昭和60年)
  • 大阪大学荒田記念館(昭和63年)
  • 文化功労者(平成7年)
  • 瑞宝重光章(平成16年)
  • 文化勲章(平成18年)
海外
  • ゴールドシュミット・クラーモント賞(国際溶接学会:昭和55年)
  • ポーランド国家勲章(昭和57年)
  • ワルシャワ工科大学名誉博士号(昭和62年)
  • 米国レーザー学会「Fellow」(昭和63年)
  • 天津大学ゴールドキー(平成2年)
  • アーサー・シャーロウ賞(平成4年)
  • 米国金属学会「Fellow」(平成5年)
  • 国際溶接学会「荒田吉明賞」(平成6年)
主要な学術上の業績

 荒田吉明氏は、「超高エネルギ密度熱源と高度加工への適用」という画期的な新分野を開拓しました。これを基盤として、新しく「高温工学」「プラズマ工学」「新溶接工学」を確立し、「高温科学」の体系化を行って、世界的に不動の評価が与えられています。同氏は、超高出力レーザビーム造出法と強力な「アラタレーザ収束法」の発明、炭酸ガスレーザ切断・溶接法や超高出力・世界最大の電子ビーム熱源装置を開発し、超厚板材・超高速の精密溶接・切断への道を開発しました。また画期的な「ガストンネル」を開発して、大出力プラズマビーム熱源への道を開きました。

 同氏はさらに日本の「熱核融合」を開拓し、世界で初めて「固体核融合」への道を開かれました。つまり1958年、日本で初めて「熱核融合の公開実験」に成功し、世界で最高の電流と超高温プラズマを実現、最多量の中性子発生に成功されました。さらにこのとき固体核融合(別称:常温核融合)も並行してスタートされましたが、ある状況のもとで、突然両者ともに中断され、この直後から30年後の退官(昭和63年)までの現役時代(1958-1988)は遂に再開出来ないで、残念な思いをされたとのことです。そこで退官されるや直ちに再開し、今日まで20年間(1989-2007)、固体核融合のみの研究に集中され、遂に「固体核融合」を実証され、その実用化を進められました。

主要な著書・論文
  • 著 書
    1. プラズマ工学(日刊工業新聞社:昭和40年)
    2. Plasma, Electron & Laser Technology (American Society for Metals:1986)
    3. “新エネルギー創生を目指して”(高温学会; 受賞記念祝賀会:平成19年8月1日, 90頁)
  • 論 文
    1. Arata Y, Zhang Y-C; Kaku Yugo Kenkyu 62 (1989) 398 Fusion Technol. 22 (1992) 287. Cited in Chem. Abstr. 112: 224669 (1990). (in Japanese). (“Achievement of intense ‘cold fusion’ reaction”.
    2. Arata Y, Zhang Y-C; Koon Gakkaishi (J. High Temp. Soc.). 20 (4) (1994) 148 (in Japanese, Engl. abstr.). (“A new energy generated in DS-cathode with ‘Pd-black’”.
    3. Arata Y, Zhang Y-C; Proc. Japan Acad. 71 Ser. B (1995) 304. vol. 71, No. 8, 304-309, (1995). “Achievement of Solid-State Plasma Fusion (“Cold Fusion”)”.
    4. Arata Y, Zhang Y-C; J. High Temp. Soc. 23 (1997): (special volume pp 1-56). “Solid-state plasma fusion (‘cold fusion’)”.
    5. Arata Y, Zhang Y-C; Jpn. J. Appl. Phys. 2 37 (1998) L1274. “Anomalous difference between reaction energies generated within D2O-cell and H2O-cell”.
    6. 荒田吉明: 新エネルギー創生“固体内核融合” —いわゆる(“常温核融合”の誤り—「固体物理」(アグネ技術センター発行), vol. 35, No.1 (2000).
    7. Arata Y, Zhang Y-C; J. High Temp. Soc. Jpn 29 (2003) (special vol: pp 1-44). “The Basics of Practical Nuclear Fusion Reactor Using Solid Pycnodeuterium as Nuclear Fuel”.
    8. Arata Y.; IL NUOVO SAGGIATORE (イタリー物理学会). Vol. 20 (2004). “The formation of «solid deuterium» solidified inside crystal lattice and intense solid-state nuclear fusion («cold fusion»)”.
    9. Arata Y, Zhang Y-C; Progress of Theoretical Phys. (Supplement), No. 154 (2004) 241: Fusion 03. “The Basics of Nuclear Fusion Reactor using Solid Pycnodeuterium as Nuclear Fuel”.
    10. Arata Y, Zhang Y-C; ICCF12 (Yokohama, Jpn; (2006)). “Development of “DS-Reactor” as the Practical Reactor of “Cold Fusion” based on the “DS-Cell” with “DS-Cathode”.

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