日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

大澤文夫 (おおさわ ふみお)

 

所属部・分科

第2部第4分科

選定年月日

平成7年12月12日

退任年月日

平成31年3月4日

専攻学科目

生物物理学

過去の要職

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

大澤文夫氏の研究は物理学と生物学の両分野にわたり、近代生物物理学の先駆となったものです。同氏は、筋肉をはじめとする動植物細胞の運動を担う主要蛋白質アクチンに関する実験を重ね、蛋白質重合に関する一般理論を樹立しました。また、生体エネルギー変換過程においては、化学反応過程と物理的過程が必ずしも厳密に共役しないとする「緩い共役」説を提唱しました。この説を支持する実験結果も得られており、注目されています。

主要な著書・論文