日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

大内力 (おおうち つとむ)

 

所属部・分科

第1部第3分科

選定年月日

昭和57年12月13日

退任年月日

平成21年4月18日

専攻学科目

経済理論・経済政策

過去の要職

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

大内 力氏は、農業問題を広く国民経済、世界経済の中に据えて吟味し政策を論ずるという新しい見地に立って広汎かつ斬新な成果を発表しました。その考察方法は宇野弘蔵氏が提唱した、所謂三段階論の趣旨(原理論・発展段階論・現状分析論)を継承しながらも更に多角的な視野から考察を進め、現代資本主義研究の一環として農業問題を扱った点で、戦後のマルクス経済学研究の水準を著しく高めました。実証の緻密さ、分析理論の鋭さにおいて学界のトップレベルに位置する研究成果です。

主要な著書・論文

  1. 『大内力 経済体系』、全8巻