日本学士院

物故会員個人情報

 

氏名

藤田廣志 (ふじた ひろし)

 

所属部・分科

第2部第5分科

選定年月日

平成14年12月12日

退任年月日

平成20年11月17日

専攻学科目

材料物性工学

過去の要職

受賞等

〔国内〕

〔海外〕

 

主要な学術上の業績

藤田廣志氏は、電子スケールで金属を中心とする材料の研究を行う為に、電子顕微鏡法、特に世界最高電圧3000kV電子顕微鏡を開発しました。それにより殆どの材料での諸現象の機構を原子スケールで動的に解明すると同時に、高電圧での電子チャンネリングの実証と、それを用いた異種原子の固体内注入などの新材料創製を実現しています。さらに同氏は、諸材料の結晶粒子が一定サイズ以下になると物性が異常に変化する現象を見出してアトム・クラスターと名付け、種々の新しい現象を見出しています。

主要な著書・論文