日本学士院

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日本学士院第68回公開講演会のお知らせ

パンフレット
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 日本学士院では、広く一般の方々を対象に、本院の活動を理解してもらうことを目的として、会員を講師に毎年春・秋2回講演会を実施しています。春季は全国各地、秋季は上野の本院会館で開催し、専門分野の異なる講師により研究成果を社会に分かりやすく発信しています。今回は、筑波大学の協力を得て、初めて茨城県で開催することになりました。
日本学士院には各分野で高い業績を挙げた研究者が多数所属しています。本院会員のお話を聞いていただけるこの機会に、たくさんの方からのお申込みを心よりお待ちしております。

 事前申込制 定員250名

受付は終了いたしました。定員に余裕がありますので、聴講をご希望の方は、当日直接ご来場ください。

日時・場所

共催

筑波大学

講演内容

西尾 勝会員
西尾 勝会員

地方分権改革を目指す二つの路線

  • 西尾 勝 (行政学)

  • 日本学士院会員
  • 東京大学名誉教授

  「地方分権改革」の推進方策には大きく分けて二つの路線がある。一つは、国と広域自治体(都道府県)と基礎自治体(市区町村)の間の行政サービス提供業務の分担関係を変更し、行政サービスの提供業務をできるだけ住民に身近なレベルの政府の手に移譲していく路線である(所掌事務拡張路線)。もう一つは、国と都道府県と市区町村の間の行政サービス提供業務の分担関係は変更せずに、都道府県の提供業務の執行に対して国から加えられてきた種々の関与(口出し・介入)や市区町村の提供業務の執行に対して国と都道府県から加えられてきた関与(口出し・介入)を減らしたり弱めたりする路線である(自由度拡充路線)。平成7(1995)年以来今日まで続く日本の「地方分権改革」では、このうちの自由度拡充路線の方が主流になっている。これはなぜなのか、何を意味するのか、考えてみたい。

司会: 村松岐夫 会員




深谷賢治会員
深谷賢治会員

空間と図形の論理と現実

  • 深谷賢治 (数学)
  • 日本学士院会員
  • 米国ニューヨーク州立大学ストーニー・ブルック校 サイモンズ幾何物理センター教授

  幾何学は古代からある最古の学問の一つで、目に見える図形や、我々が住んでいる空間を理解することを目的に発展して来た。学問を論理的に体系だてることもその中で発展して来た方法である。そのような発展によって、幾何学は自由度を増した。現実の空間から一旦離れて、可能な空間や図形を研究することが、現代数学の幾何学である。科学技術の発展により、直接体験したりみたりする世界を超えた、極微だったり、巨大だったりする、現実についての知見が重要な役割を果たすようになった。現代の幾何学はそのような「現実」から、何を学び、また、それを理解するためにどんなことを提供できるだろうか。

司会: 柏原正樹 会員

申込・問合せ先

<お申込み>

下記のお申込フォームからお申込みいただけます。

もしくはe-mail、ファックスまたは往復はがきのいずれかの方法で住所、氏名(ふりがな)、電話番号、ファックス、メールアドレス等の連絡先を記載して、下記の連絡先にお送りください。

お席に限りがございますのでお申込みはお早めにお願いいたします。

事前申込制 定員250名


受付は終了いたしました。定員に余裕がありますので、聴講をご希望の方は、当日直接ご来場ください。

<お申込み>

日本学士院 公開講演会係

会場のご案内

  • 筑波大学春日講堂
    (〒305-8550 茨城県つくば市春日1丁目2)
    会場地図

  • 電車:つくばエクスプレス つくば駅下車、A1・A2出口より徒歩約10分
  • バス:つくば駅(つくばセンター)6番乗り場から筑波大学循環バス(右回り・左回り)で、 「筑波大学春日エリア前」下車、徒歩約1分
  • 〔筑波大学 筑波キャンパス春日エリア〕
    http://www.slis.tsukuba.ac.jp/grad/access/access/