日本学士院第64回公開講演会のお知らせ
パンフレットダウンロード 日本学士院では、広く一般の方々を対象に、本院の活動を理解してもらうことを目的として、会員を講師に毎年春・秋2回講演会を実施しています。春季は全国各地、秋季は上野の本院会館で開催し、専門分野の異なる講師により研究成果を社会に分かりやすく発信しています。今回は、近畿大学の協力を得て、初めて広島で開催することになりました。
日本学士院には各分野で高い業績を挙げた研究者が多数所属しています。本院会員のお話を聞いていただけるこの機会に、たくさんの方からのお申込みを心よりお待ちしております。
事前申込制 定員140名
たくさんのお申込ありがとうございました。定員に達したため、受付は終了させていただきます。
日時・場所
- 平成28年5月21日(土)午後1時~4時10分(開場12時30分)
- 近畿大学広島キャンパスメディアセンター(マルチメディア講義室)
(〒739-2116 広島県東広島市高屋うめの辺1)
- 電車:JR西高屋駅下車、徒歩約20分 または バスで約5分
- お車:山陽自動車道「西条IC」より約10分
- 〔近畿大学広島キャンパス〕
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/hiroshima.html - *駐車場(約200台)がございます。
共催
近畿大学
講演内容
東野治之会員
「日本」という国号
- 東野 治之 (日本史)
- 日本学士院会員
- 奈良大学文学部教授
- 東京国立博物館客員研究員
日本はいつから「日本」なのか、「日本」とはどういう意味か、外国での呼び名ジャパンは何に基づくのか、こうした問いに正しく答えられる人は決して多くない。不思議なことに学校でも、まともに教わることはないと思う。私が専門とする歴史学は、過去を振り返って調べ、今を考える学問であるが、国号の問題は、まさに我々の歴史や文化を考える上に絶好の手掛かりになる。国号に対する関心が低いこと自体、歴史の結果なのである。そこでこの講演では、私のこれまでの研究に基づき、国号が定まったいきさつや、その伝わり方をたどり、日本の歴史や国際交流の特色を述べてみようと思う。
司会: 田代 和生 会員
大村 智会員
人類の健康と福祉を支える微生物の働き
- 大村 智 (天然物有機化学)
- 日本学士院会員
- 北里大学特別栄誉教授
- 北里大学北里生命科学研究所スペシャルコーディネーター
演者はこれまでに微生物代謝産物(天然有機化合物)に関わる研究を微生物の分離から始まり、探索系の構築、得られた化合物の構造決定、有機合成、生合成、作用機序および応用研究について研究を進めてきた。
これまで発見した天然有機化合物の中からプロテアソーム阻害活性を有するラクタシスチン、プロテインキナーゼ阻害活性を有するスタウロスポリン、および寄生虫の神経伝達を阻害するエバーメクチンを例に挙げて優れた微生物の物質生産能が人類の健康と福祉に役立っている様子について述べる。
司会: 須田 立雄 会員
申込・問合せ先
<お申込み>
下記のお申込フォームからお申込みいただけます。
もしくはe-mail、ファックスまたは往復はがきのいずれかの方法で住所、氏名(フリガナ)、電話番号、メールアドレス等の連絡先を記載して、下記の連絡先にお送りください。
お席に限りがございますのでお申込みはお早めにお願いいたします。
事前申込制 定員140名
たくさんのお申込ありがとうございました。定員に達したため、受付は終了させていただきます。
<お申込み>
日本学士院 公開講演会係
- 〒110-0007 東京都台東区上野公園7-32
- TEL 03-3822-2101
- FAX 03-3822-2105
- 電子メール kouenkai@japan-acad.go.jp